─── 入社からのキャリアを教えてください。
1994年 投票課配属、舟券の発売や払戻などの投票業務を担当。1995年 経理課配属、給与計算や支払いに関する業務を担当。1998年 《日本トータルシステム株式会社(現株式会社ボートネットワーク)へ出向》広報課配属、広告宣伝業務を担当。2009年 総務課配属。2019年総務課長として着任。
――― 現在の仕事内容を教えてください。
総務課の業務内容は多岐に渡り、幅広い知識と柔軟性が必要な仕事です。会社の窓口としての役割を担い、来客・代表電話対応、株主総会をはじめとする各種会議の開催、役員のスケジュール管理を行う秘書業務、売上分析、広報業務などを行います。備品や社有地の管理、規則規定の改定、勤怠・衛生管理、健康診断の実施、慶弔、社内イベントの企画運営などにより、社員の働きやすい環境を整えることも総務課の重要な業務です。また、社員の採用活動、人事評価、人材育成、社内外の研修など人事に関する業務も行っています。 表立った業務ではなく地味だと思われがちですが、会社全体に関わる業務であり、経営をスムーズに行うための潤滑剤の役割を担っています。
─── 若手社員時代の印象に残っているエピソードを教えてください。
ボートレース桐生では、平成9年に業界で初めてナイターレースを開催しました。当時は、広告宣伝業務を担当しておりましたが、現在のようにインターネットやスマホが普及していなかったため、新聞広告や折り込みチラシ、ポスターやパンフレットによる周知、三角マッチやノベルティグッズの作成など様々な宣伝活動をしました。地道ですが、周辺30km商圏に自ら足を運んで宣伝活動を行い、より多くの方にナイターレース開催を周知し、ボートレース場に足を運んでいただけるよう努めました。その結果、多くのお客様にお越しいただき、従来とは異なる仕事帰りの方や家族連れなどの新たなゲスト層にも来場していただくことができました。苦労しながらも自分の目で成果を確認できたことは、うれしさとともに自信にも繋がり、やりがいを感じました。
─── 管理職として、大切にしていることを教えてください。
現在は管理職となり、実務を担う一方で、部下の指導・育成にも意識的に取り組んでいます。仕事を円滑に進めていくために、仕事の方向性を明確にし、より具体的に示すように心掛けています。打合せの時間を確保し、課題を共有しながら仕事を進めていくことが重要であると感じており、風通しを良くし、忌憚なく意見できるような環境づくりを意識しています。 また、社内だけでなく、福祉支援活動や職場体験などを通じて、地元の幅広い世代の皆様と交流する機会が得られるとともに、つながりの大切さを感じています。今後も周辺地域の方々との信頼関係を深め、次の世代まで繋げていきたいと考えています。
─── 今後の目標を教えてください。
現状に満足せず仕事に取組むことは言うまでもなく、今後は新しい仕事や価値を創出していくことが必要であり、常に向上心を持ち会社と共に成長していきたいと考えています。今では、経験・知識を吸収する立場から、部下に自分の経験・知識を伝え、成長をサポートすることも大切な仕事の一つになったため、多くの成功体験を積ませ自分自身の成長を実感できるようマネジメントしていきたいと考えています。 また、働き方改革などの絶えず変化する世間の動きや、社員の価値観の多様化などにも柔軟に対応し、「社員がやりがいを感じ、働きやすい職場環境」を提案・実行していきたいと考えています。